[メイン7] 七七 :

[メイン7] 七七 :

[メイン7] 七七 : ……。

[メイン7] 七七 : 眩しい。

[メイン7] 七七 : きしり。起き上がる。

[メイン7] : 「━━おっと」

[メイン7] : 「━━お目覚めのようだね。体調は良好かい?」

[メイン7] 七七 : ……誰?

[メイン7] 七七 : どこも、白い壁。

[メイン7] : 「━━ふむ。臆せず言うとなれば……君の恩人、といったところかな」

[メイン7] 七七 : きょろきょろと見渡す。

[メイン7] 七七 : この人も、この景色も……覚えてない。

[メイン7] : 「━━甦ったばかりで記憶に若干の混乱が生じているようだね。問題ない、想定の範囲内だ」

[メイン7] 七七 : ……なにか?

[メイン7] : 「━━いいや。いきなりで悪いが、君に少しお願いがあってね。」

[メイン7] : そう言い終わると共に、ジャラ……と、ペンダントのようなものを掲げてみせる。

[メイン7] 七七 : ……赤い。

[メイン7] : 反射的に伸ばそうとした右手が……きし、と折れ曲がる。75度。

[メイン7] : 「━━おや。」

[メイン7] : 「━━無理もない。新しい環境に慣れるのに時間を要するのは当然のことだ」

[メイン7] 七七 : ……。

[メイン7] : ゆったりと支えられる手。その指先に、ぽろぽろと蛆のようなものが這う。

[メイン7] : 「━━お願いというのはね、この赤い石のことだ。……もっとも、これは単なるレプリカに過ぎないんだけれど」

[メイン7] : 目の前でふらふらと揺れる宝石。

[メイン7] 七七 : ……きれい。

[メイン7] : 「━━さて。僕としては、君を危険な目に合わせるのは本意ではないんだが」

[メイン7] : ぽん、と触れられる肩。

[メイン7] :

[メイン7] : 「━━言ってしまえば、これは君のためでもあるんだ。聞いてくれるね、七七」

[メイン7] 七七 : ……。

[メイン7] 七七 : わからない。

[メイン7] 七七 :

[メイン7] 七七 :

[メイン7] マキマ :  

[メイン7] マキマ :  

[メイン7] マキマ :  

[メイン7] マキマ : 「さて。仮面と赤石を回収しに来ましたが」

[メイン7] マキマ : 「どうやらまだ誰の手にも渡っていない様ですね」

[メイン7] マキマ : 「ならば私が回収して、正しく使うのみ」

[メイン7] マキマ : 「それだけ」

[メイン7] マキマ :  

[メイン7] マキマ :